APPROACH

けいじゅヘルスケアシステムの取り組み

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INNOVATION 変革

3つのI

初めて!がいっぱい!

働き方改革の一環として、医療介護職が、本来業務(コアミッション)に力を入れるために変革を行いました。

SPD(診療材料・薬)システム(1994年~)

医療のSPDは、1994年三菱商事と共に董仙会から始まり、現在では共同購入組織(NHA)として全国で約300施設に広がりました。医療材料や医療用消耗品の購入に関する発注・院内物流・定数管理・供給などの業務を専門家に委託することにより、ナースの物品管理業務を削減しました。過剰在庫の削減や購入価格の抑制にも貢献しています。

ユニバーサル外来(2013年〜)
グッドデザイン賞2017 ベスト100

すべての人にやさしい外来として、どの科にも紐づけられていない均一な診察室を複数用意し、電子カルテを仮想化し、デジタルサイネージで誘導するのが「ユニバーサル外来」です。受付は一つで複数の科をカバーし、診察室の編成を「今日は内科、明日は外科」というように弾力的に患者数、医師数により変えることができます。

介護記録代行入力(2010年〜)
第1回日本サービス大賞 総務大臣賞

介護事業所での電子カルテ入力をけいじゅサービスセンターで代行入力し、人手不足の介護事業所の働き方改革をサポートします。代行入力により、1時間/日あたり介護時間が増え、12.5%UPの業務変革となっています。また、介護保険にかかわる請求業務を一元化しています。

AI問診システム(2019年〜)

病院で、何度も同じようなことを問診されて疲れた経験を持っている患者さんは多いのではないでしょうか。また医師にとっても、せっかくの問診だけれど肝心なことが聞かれていなかったという不足感も多いのではないでしょうか。AI問診システムは、タブレット端末を用いて、AI(人工知能)が患者さんの回答に応じ最適な問診を行います。平均的な問診時間は、約10分ですが、このシステムにより約6分短縮されました。問診結果は、医療用語に変換され、電子カルテにコピーでき、カルテ記載が改善されます。

生成AI

生成AIによる業務効率化を積極的に推進しています。退院時サマリーや看護サマリー、診療情報提供書の作成補助や会議の録音データからの議事録自動作成など、時間のかかる作業を生成AIによって効率化することで、本来業務に集中して取り組むことが可能となりました。
実証実験では、医師の退院時サマリー作成業務が最大3分の1に短縮する結果が出ており、年間で540時間の作業時間を実現できる可能性が示されました。

健康経営 ホワイト500(2018年〜)

日本健康会議が進める健康増進の取組をもとに、特に優良な健康経営を実践している企業として、経済産業省より「健康経営優良法人(大規模法人部門)(通称:ホワイト500)」に認定されました。 24時間365日専用フリーダイヤルで、臨床心理士や産業カウンセラーが電話やWebでカウンセリングする恵寿こころの相談室を設置し、身体と心のバランスにも配慮し、永く働ける職場環境を構築しています。

業務用iPhone導入

業務用iPhoneを病院および介護施設に導入し、業務改革を実行しています。電子カルテ、ナースコール、内線・外線電話の機能がすべて1台のiPhoneで使用できるようになり、場所にとらわれない働き方が可能となりました。また、チャット機能を新たに導入し、チーム間・部署間でコミュニケーションが円滑になり、スムーズな連携に繋がっています。

恵寿セルケアチーム

病棟をセルという小集団に分け、患者さんのそばでセル毎に、看護師・介護士・リハビリ療法士(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)・管理栄養士・薬剤師をメインとした多職種が協働し、各々の専門性を発揮し目標を共有してケアを行っています。専用のセルカートを導入し患者さんのそばに寄り添うことで、ナースコールへの迅速な対応や状態変化の早期発見が可能となり、安心できる環境づくり・ケアの質向上につながっています。

RPA(Robotic Process Automation)

RPAとは、パソコン上の操作を自動化するツールのことで、2021年に導入して以降、約130種類に及ぶロボット(プログラム)を開発しており、12,000時間以上の業務効率化を実現しています。ロボットの業務内容は、患者情報の収集や算定データのチェック、対象データのリストアップなど多岐にわたっており、さまざまな部署の業務効率化や生産性向上に貢献しています。

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